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2022/12/30
商品リニューアル & お得な販売会のお知らせ
ご覧いただきありがとうございます。
餃子屋本舗 二代目 楠祐哉です。
餃子屋本舗 藤井寺は9/24で閉店し、冷凍生餃子専門のブランドに生まれ変わりました。
藤井寺店を懇意にしていただいた方々、本当にありがとうございました。
早いもので、コロナ禍からスタートした冷凍生餃子販売も3年目に突入します。
たくさんの方にご購入いただき、また、阪神梅田本店でも月日を追うごとに人気が高まっており、心から嬉しく思っております。

お店 ” 以上の味 ” に冷凍生餃子が到達するためには
一方で、私がずっと抱えていた悩みは「 お店”以上の味”を家庭に届けるにはどうすれば… 」という課題でした。
お店の焼き立て ”よりも” 美味しい餃子を ”家庭” で食べていただきたい。そんな妄想を浮かべて この3年間 試行錯誤を繰り返していました。
けれど、普通に考えても無理ですよね…。私にも どうして良いか分からないまま月日ばかりが去っていきました。
藤井寺店の閉店が道筋を照らした
そこに光を落としたのは藤井寺店の閉店でした。
これまでは お店の餃子と冷凍生餃子は全く同じものでした。でも、よくよく考えると、お店と家庭では求められる餃子は少し違います。
餃子屋本舗では何種類もの餃子を楽しめるように餡の量は少し控えていました。お腹が張って苦しくなるからです。
けれど、家庭では それだけで主役を張れる餃子が求められます。だから、思い切って餡を限界まで増量してみたのです。

だしの味わいが際立ち、さらに おいしく、さらに 包みにくく…。
予想どおり、餡を増やすと自然と「 だし感 」が高まって、だし入り餃子の良さが際立ち ジューシーさもアップしました。
反面、包む方は大変です。ただでさえ包みにくい柔らかな餡なのに、それを薄皮にたっぷり入れるのは至難の業です。
普通の皮だと はち切れるので皮を特注しました。
持つとビヨーンと伸びる皮です。しかし、これがまた包みにくい。餡の体重で皮が伸びるので繊細な手さばきが必要です。

迷ったときは困難な道を選ぶ
冷凍生餃子専門として恥じない品質を
今後は 冷凍生餃子 専門のブランドになるのですから、包みにくいなんて言っていられません。腕を磨けばいいのです。
しかし、他にも問題が浮上。
皮がデリケート過ぎて普通の瞬間冷凍庫だと上手に凍らせられないのです。
だから、最新の液体凍結システムを導入しました。お寿司ですら美味しく凍らせる代物です。
なんと、これまでの 9倍のスピードでカチカチに。包みたての表情のまま瞬時に凍ります。
餃子は包んだ瞬間が一番おいしいのです。その一瞬の表情のまま お届けできることに私たちもワクワクしています。

お店のパリパリ感を家庭で再現するためには…
残る課題は焼き加減です。
しかし、そもそもフライパンが違うので ここは どうしても店には敵いません。
『それなら 差し水に工夫してパリパリに焼けるようにすればいいのでは…?』
そんな閃きが ふと舞い降ります。
試行錯誤の結果、準強力粉、最強力粉、雪塩を黄金比率でブレンドした粉を水に溶いて焼くと、理想的なパリパリ感に仕上がることがわかりました。
こうして、家庭でも 専門店のような焼き加減を再現できるようになったのです。

お店の味を本当に超えたのか?
こうして いくつもの壁を超えて、だし入り餃子は 大きく進化しました。
” お店以上の味 ” と言うのは少し乱暴かもしれません。しかし、閉店前に お店で提供していた ” 以上の味 ” を家庭に届けられるようになったと思います。
店には店の良さがありますが、やはり家庭でこそ映える良さも存在します。そこに目を向けて進化していくことが 今後、私たちが進むべき道だと思います。
ぜひ、一度、進化した だし入り餃子をお試しください。

最大35%以上もお得な販売会をCampfireで実施

だし入り餃子のリニューアルを記念して、「早期割引」と「20%還元クーポン」の二大特典がついた販売会を 2023年1月3日の11時よりCampfireで開催いたします。
1月中旬 以降は Campfire内で大きく宣伝するため、早割をご希望の方はそれまでにご検討ください。
餃子屋本舗としては数少ない割引販売の機会ですので、ぜひこの機会にご活用いただければと思います。(販売ページは こちらのリンクをクリックしてください)
ここまでお読みいただきありがとうございました。今後とも餃子屋本舗をよろしくお願いいたします!

餃子屋本舗 二代目 楠祐哉
この記事を書いた人
餃子屋本舗 二代目店主。中華料理店の長男として1986年に生まれ、幼い頃より厨房で遊びながら料理を覚える。元々はジャズのプロベーシストだったが、リーマンショックの影響で経営が傾いたことを機に跡継ぎに。音楽への情熱を餃子に全て注ぎ、自分だけの餃子を目指して日々奮闘中。頭に浮かぶのはメロディよりも味覚の方が発想豊かだと気づき、近頃は餃子が天職だと感じている。(Twitterでは試作の様子をリアルタイムでつぶやいています)